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受賞者発表

コミックエッセイプチ大賞

今回も多数のご応募ありがとうございました!
応募総数150通を超える作品のなかから選ばれた受賞作を発表します。

姿勢改善♡恋するストレッチ

たかツキなほり

【講評】姿勢の悪さに悩む作者が、整骨院で習得したストレッチを実践しながら姿勢改善に励む作品。応募作品の中で紹介されているのは、長時間のデスクワークで疲れた肩回りに効く、肩甲骨のストレッチ。読むとおもわずマネしたくなるような分かりやすい図解をまじえた見せ方や、初心者でも実践しやすい動作解説、親しみやすいイラストが高く評価された。

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どうぶつえんにうっかりはまってしまいました

sirokumao

【講評】作者が所属する団体「市民ZOOネットワーク」の活動を紹介した作品。動物の生態とそれに合わせた全国の動物園の取り組みが丁寧に説明されており、とても勉強になる。絵柄は少しラフではあるが、どの動物も可愛らしく特徴が描かれていて作者の動物愛が伝わってくる。全体的に文字で説明してしまっている印象が強いので、絵で見せるべき場所はしっかりと絵で見せることを意識してみてほしい。

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総評

第9回「新コミックエッセイプチ大賞」を開催しました。
リニューアル前の「コミックエッセイプチ大賞」と合わせて通算38回目の開催となる今回は、150作品を超えるご応募をいただき、『どうぶつえんにうっかりはまってしまいました』と『姿勢改善 恋するストレッチ』の2作品が入賞となりました。

『どうぶつえんにうっかりはまってしまいました』は、タイトルどおり動物園を愛してやまない作者が、全国各地の動物園の魅力を存分に紹介するコミックエッセイです。飼い犬、飼い猫をはじめ動物をテーマにした応募作品は毎回多いですが、動物園をテーマにした作品はあまり記憶にありません。
可愛らしい動物イラストの数々にも目を奪われますが、この作品の強みはなんといっても、作者が「市民ZOOネットワーク」に所属していることでしょう。市民ZOOネットワークとは「市民が正しく動物を理解するために動物園と市民の架け橋になる活動をしている」団体。動物園スタッフの動物に対する愛情と、さまざまな試行錯誤を知っている作者だからこそ、その紹介には説得力があります。
コミティアの出張編集部などで原稿の持ち込みを受けた際に、よく「何をテーマに描けばいいのかわからない」という相談を受けます。コミックエッセイは基本的に身の回りのことが題材になりますが、身の回りの出来事であれば何でもいいというわけではありません。好きであること、興味があることはもちろん、それに加えて自分の知識や視点が盛り込めるテーマを選べれば作品は自然と面白くなります。『どうぶつえんにうっかりはまってしまいました』はその好例と言えると思います。

もうひとつの受賞作『姿勢改善 恋するストレッチ』は、たった4ページの作品です。
コミックエッセイプチ大賞は4枚以上50枚以内を規定としていますが、実際は4ページの作品は少なく、10枚以上の作品が大多数です。そんななか、この作品は審査会において満場一致で受賞が決まりました。
受賞の大きな理由の一つは、2ページ目と4ページ目に描かれているストレッチの図解がとてもわかりやすかったことです。コミックエッセイを描くとき、作者は読者に「何」を伝えようかということと同時に、「どう」伝えようかに苦心すると思います。伝えたいことが明確だとしても、その伝え方次第で読者の受ける印象は大きく変わります。編集者が見ているのはまさにそこです。作者がどれくらい読者に伝えるための努力をしているか、いわば「読者へのサービス精神」を審査基準の1つにしています。『姿勢改善 恋するストレッチ』では、何か特別なストレッチ方法が紹介されているわけではありません。けれど、いかに丁寧に、いかにわかりやすく伝えるかという作者の姿勢を、1つ1つのコマが物語っていました。


今回プチ大賞を受賞された方々には、賞金10万円と、編集部より担当が付き、書籍化に向けて動き出すことになります。
すてきなコミックエッセイ作品が完成することを心から期待しています。

次回の新コミックエッセイプチ大賞にも、どうぞご期待くださいませ。
今後も皆様のご応募を、心よりお待ちしております。

コミックエッセイ編集部
編集長 山﨑 旬

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