友達と交換日記をするような感覚で綴ってみよう
交換日記、ちっちゃい頃仲良しの友達とやった人も多いのでは?
そう、あの「交換日記」の感覚にこそ、コミックエッセイが満載なのです。自分の身の回りにおこった小さな出来事を、イラストや文章で、友達に理解してもらえるように描く。
そこにはおのずと、自分の視点や感性が入り込んできます。自分の視点や感性をつかむためにも、まずは「交換日記」をイメージして描いてみましょう。
人の笑顔を思い浮かべて、描いてみよう
読むと元気が出る本、悲しくて涙が出る本、笑いすぎてお腹が痛くなる本…。
本にもいろいろありますが、コミックエッセイは、できれば読み終えたあとに元気が出るようなものであってほしいと思います。
描きながらちょっと煮詰まってしまったときは、読んでくれる人の笑顔をイメージしながら、描いてみるといいかもしれませんよ。
自分を客観視する訓練をしよう
コミックエッセイには、あなた自身の視点が欠かせません。
自分がどういう性格か、自分自身ではなかなか把握できないもの。
何が好きで何が嫌いで、どういうことにこだわってて、どういうことに燃えるのか…。
それらを全部書き出してみましょう。
細部まで、自分を見つめることで、思わぬ新しい発見があるものです。
その発見を、キャラクター作りに活かしてみると、作品にグッと生命力が宿ります。
「自分探し」ではなく「自分見つめ」、やってみてください。
新しいテーマや切り口を探してみよう
コミックエッセイプチ大賞は、書籍化を目標に設立された賞です。
ですから、審査員である私たちは、これまでメディアファクトリーで出したことがないコミックエッセイ作品が出来ないかを考えながら作品を拝見しています。
自分の身の回りのことをそのまま描いても、読者に読んでもらえる作品には仕上がりません。新たな面白さや切り口があるか、そこを是非考えていただければと思います。