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コミックエッセイプチ大賞 一次審査通過作品&講評

コミックエッセイプチ大賞

全33回を数えた「コミックエッセイプチ大賞」をリニューアルし、
新たにスタートした「新コミックエッセイプチ大賞」も今回で9回目。
たくさんのご応募、ありがとうございました。
ここでは、審査会にて一次審査を通過した全作品の講評を掲載します。

コミックエッセイ編集部では新たな才能との出会いを心待ちにしています。
次回の締め切りは2020年8月末日(消印有効)です。
編集部をうならせる作品をどしどしご応募ください!

『もぐらちゃん』

みわもぐら

絵柄、文字、色使いともにとても可愛らしく、作品全体からやさしい雰囲気があふれ出ている。コミックエッセイというジャンルにぴったりの作風をもった、貴重な描き手だと思う。ただ今回の応募作は内容が日常全般であり、授賞するにはもうひとつ足りない印象を受けた。なにか軸となるテーマを据えて描くことで、その良さがより引き立つかもしれない。

『わたしはうつになれません!』

すあ

うつを経験する人がめずらしくないなか、「うつになれない」というタイトルは意外性があり多くの読者をひきつける斬新さがある。かといって内容は特殊なものではなく、誰にでも身近に起こりうるエピソードで親近感も覚える。難点はキャラクターデザインを含めた絵柄。ひと目見た時に、読者に違和感を与えないタッチへの改善が必要だと思う。

『お姉さんはごみ収集員』

うめの

普段、あまり馴染みのない女性ごみ収集員の日常を丁寧に描いており、審査会では高評価の声が多数あった。ただし、残念ながら同様のテーマでエッセイを描いている先駆者がいるため、書籍化を検討するとどうしても二番煎じ感が否めない。女性ならではの視点を活かしたエピソードを増やすなど、差別化をどう図っていくかに期待したい。

『こじらせ日本』

マイコ

絵柄とテンポが秀逸。コミックエッセイにおいて「国際結婚」は定番のテーマであり、手を変え品を変え出尽くしてしまっている感もあるが、夫の個性を立たせたエピソードに絞れば新しさが出せるかもしれない。全体的に文字で説明してしまっているため、絵で見せることを意識してみてほしい。

『辛いのは女性ホルモンのせいでした』

なおたろー

タイトル、テーマともに、同じ悩みを抱える女性読者をひきつける力がある。絵柄を使い分けることで、自身の状態をわかりやすく見せる手法も効果的。ただし、全体的に文字が多く読みづらい印象を受けたので、ネームの取捨選択や構成には一考の余地あり。自身の経験をありのままに描くことで、多くの女性の救いになるような作品に仕上げてほしい。

『美大受験は残酷だ!』

西東悠

話のテンポがよく、画力も安定しているのでとても読みやすかった。ただ、投稿作のエピソードは読者の想像を上回るものではなく、特別興味深いかと言われるとやや物足りないのが正直なところ。美大受験の過酷さが広く共有されるようになった昨今だからこそ、自分自身だけの「これぞ」というエピソードで勝負してもらいたかった。

『娘はベビーモデル? ステージママの備忘録』

たまこSchmit

ベビーモデル業界の裏側を、一般人目線のツッコミを交えてわかりやすく紹介できている。続きが読みたくなる構成力もある。あとは読者の共感を得られるテーマの引き出しがどれだけあるか次第だが、応募作品のなかではすごく目新しい事実やエピソードはなかったので、一冊の本になったときの完成度を想像しづらかった。

まだまだお待ちしております!

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