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コミックエッセイプチ大賞 一次審査通過作品&講評

コミックエッセイプチ大賞

全36回を数えた「コミックエッセイプチ大賞」をリニューアルし、
新たにスタートした「新コミックエッセイプチ大賞」も今回で12回目。
たくさんのご応募、ありがとうございました。
ここでは、審査会にて一次審査を通過した全作品の講評を掲載します。

コミックエッセイ編集部では新たな才能との出会いを心待ちにしています。
次回の締め切りは2022年2月末日(消印有効)です。
編集部をうならせる作品をどしどしご応募ください!

里親探し

東西

ボロボロで命の危険さえある捨て猫を拾った作者によるコミックエッセイ。猫を救う様子が緊張感とともに描かれている。飼いたくても家の事情で飼うことは叶わず、それでも猫を助けたい一心で動物病院へ通う姿には心打たれた。猫を描くコミックエッセイがたくさんある昨今、猫の造形はとても重要で、その意味では作画に改良の余地は多々ある。また、本作のようなシリアスな内容を読者にいかに興味を持って読んでもらうかという工夫も必要だろう。

アル中キャバ嬢が入院したって話

おやすみ

弱冠二十歳にしてアルコール依存症になってしまった作者のリアルな心情が伝わってくるコミックエッセイだった。「描きたいこと」のアウトプットはよくできている一方で、「伝えたいこと」の検討が不十分に感じた。誰もが経験し得ない過酷なエピソードを通して、読者にいちばん伝えたいことは何かを冷静に熟考してほしい。テンポは良く、切実なテーマであるだけに、ぜひブラッシュアップされた作品を読んでみたいと思った。

最強の不妊治療~怒りのメスロード~

まみやまみ

不妊治療は昨今ますます切実なテーマとなっており、コミックエッセイとして発表される作品も増えてきた。本作はそうしたセンシティブで描き方の難しいテーマに対して、「勢いと笑い」に振り切って立ち向かっていく姿勢が高く評価された。きっと本作を読んで気持ちが楽になる読者はいる。その意味では入賞してもおかしくない作品だったが、一方で現在進行系で悩んでいる人たちのなかには、本作の作風を楽しむ気持ちになれない人も多いのではないか。選考会でも意見の割れる作品だった。

コロナ禍で旅行に行けなくなった社畜の元気の出し方

きと

コロナ禍の生活をテーマにする応募作品のなかでは、本作が共感度が高かった。なかなか発散しづらい日々のストレスに対して、工夫をこらして向き合っていく様子が描かれている。コロナ禍に限らず生活の知恵として活かすことができそうな内容が可能性を感じさせ、審査会では一部の編集者に刺さった。一方で、描かれたエピソード以外にもっとネタがあるのか、内容を深堀りしてさらに読者への共感を増すことができるのか、など疑問の声もあがった。

まだまだお待ちしております!

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